マイクロエンドドンティクス

神経の治療は非常に困難で治療成績も悪いとあきらめていませんか?
何年か経過すると治療したはずの歯ぐきが腫れてきて痛い思いをした方も少なくないはずです。

なぜそのようなことが起こるのでしょう
答えはシンプルでキッチリと治るような治療がなされていないからです。

神経の治療の3大原則

感染源の除去

根管の形態修正

緊密な充填

感染源除去

根管にばい菌が入らないようにラバーダムが必要

形態

湾曲に追従する特殊な細かいヤスリ(NiTi File)が必要

緊密充填

特別な技術と機械が必要

以上のような理由から非常に時間と技術、設備が大変なことから一般の診療所では困難とされます。アメリカでは神経の治療は専門医であるEndodontistが行います。

いそざき歯科ではこのような治療をインストラクターとして技術指導を行っている院長自ら行っています。

歯の神経治療とは歯内治療、エンドドンティクス(Endodontics)と呼ばれます。アメリカでは一般歯科医師は歯内治療を行わずに、専門医が行う治療とされています。


それほど高度な治療にも関わらず、日本に保険制度においては5000円ほどの予算しか割り振られていません。それでは歯科助手のバイト代と材料費だけで赤字になってしまうほどです。当然ゆっくり丁寧に時間をかけての治療は困難で、急いで治療するため事故も起こるようです。当院に来院された患者さんの例では、1番は治療に使う針が内部で折れています。2番は金属の土台を入れるために掘った穴が突き抜けてしまっています。3番はネジを入れるところがやはり、壁を破ってしまっています。これらの事故は残念ながら珍しいものではなく、しばしば見られます。あってはならない事故ですが、これらの事故を回避するにはゆっくりと丁寧な治療が欠かせないことは当たり前です。それに加えて適切な道具や機械を用いての治療が必要です。

 

細かい神経管が何本見えますか?

20倍に拡大してやっと入り口が見つかりました


神経管の入り口

教科書では3個か4個と言われる神経管ですが6個見つかることも


折れた針

うまく行くと内部で折れた針も取り除けます